火起請
火起請(ひぎしょう)とは、中世・近世の日本で行われた神判の一種で、鉄火(てっか)・火誓(かせい)・鉄火起請(てっかきしょう)とも称する。赤く焼けた鉄(鉄片・鉄棒)を手に受けさせ、歩いて神棚の上まで持ち運ぶなどの行為の成否をもって主張の当否を判断した。
戦国時代から江戸時代初期にかけての境相論の際に行われることが殆どであり、相論の是非が定まらなかった場合に、神の判断を仰ぐ意図の元に行われた。
火起請 - Wikipedia
おっかねえです。
真田丸の放送内でも赤く焼けた鉄片のようなものを手にのせようとしてました。あんなもん手にのっけたらヤケドどころじゃ済まないのは当たり前だったようで、実際に鉄火起請を行ったあとは、神棚まで持ち運ぶのに成功した方も手が不自由になるなどの後遺症が残っていたようです。
また、鉄を手に乗せる前になにやら紙を敷いていましたが、あちらは熊野牛王符というものらしいです。
熊野牛王符
誓約書としての利用法
牛王符の裏面に起請文を書く。こうすると誓約の内容を熊野権現に対して誓ったことになり、誓約を破ると熊野権現の使いであるカラスが一羽(一説に三羽)死に、約束を破った本人も血を吐いて死に、地獄に落ちると信じられた。起請文としての牛王符を「熊野誓紙」と言った。
火起請では手に牛王宝印を広げ、その上から鉄火棒を持った。こうすることで、正しい者は熊野権現から灼熱に護られると信じられた。
熊野牛王符 - Wikipedia
熊野権現に対して誓いを立てて、どちらが正しいかを証明する。ということですが、どちらもヤケドで解決どころではないのでは…
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